トマト ビタミンK がたっぷり というお話です。トマトにはビタミンやミネラルはそれほど多くありませんが、ビタミンK が多いのが特徴です。ビタミンK は全身の血行をよくし、肝臓の働きを高めます。トマトはリコピンが注目されますが、ビタミンK もたっぷりの野菜です。
また、トマトは肉類の消化を助けますから、肝臓にたいせつな蛋白質の摂取を高めます。焼き肉を食べるときなどはトマトサラダを 1 品添えるとバランスがとれます。
ビタミンK は血液を凝固させる働きを持つ脂溶性ビタミンです。 自然界に存在するビタミンK には緑葉野菜、海藻類、緑茶、植物油などに含まれるビタミン K 1 ( フィロキノン ) と、体内の腸内細菌によって合成されるビタミンK 2 ( メナキノン ) があります。
注目成分のリコピンはカロテノイドの一種で、抗酸化作用が強いことが知られています。
トマトには、抗酸化作用のあるβ-カロテンが100 g あたり 540 μg 含まれます。
おいしいトマトの選び方は、肩の部分やそのまわりが、よく張っている固くしまったものを選びましょう。
手にとってずっしり重いのも、ひとつの目安です。
皮はよく色づいてムラがなく、ヘタ部分は濃い緑色のものがいいでしょう。キズのあるものは傷みやすいので避けるのが無難です。
- 【 生 】 サラダや料理のつけ合わせなどで、多めに。輪切りにしたトマトのうえに、そやネギのみじん切り、少量のごま油と塩をかけると、栄養価も上がって大変おいしく食べられます。夏の食欲が落ちているときには見た目にも鮮やかで食欲がそそります。
- 【 ジュース 】トマトジユースにすると、コップ 1 杯でトマト 2 個分が食べられます。リコピンが豊富なので最近はスーパーでも売り切れ続出だそうです。トクホのトマトジュースも。
- 【 肉と 】妙めものやシチューに加えるなど、料理にも使って下さい。
キャベツの千切りもビタミンK が豊富です。キャベツもビタミンK がたっぶり。新鮮なキャベツをせん切りやサラダで。軽く塩をして絞り、ゴマあえに。薄味の即席漬けにしてもたくさん食べられます。
抗生物質などを使うと ビタミンK の吸収を妨げるので注意します。
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