朝食抜きだと午前中いっぱい、ビタミンが足りない状態が続く。食べ物からとったビタミンが体内で効いてくるのは2時間ぐらいあと。
朝食を抜く人は、1日に必要な力ロリーを2食でとらなければならず、そのために1食でとるカロリーが多めになります。しかし一度にたくさん食べれば、余ったエネルギー源の糖質や脂肪は、中性脂肪として体内に蓄えられることになります。
つまり体に脂肪がつき、肥満の原因になるのです。次に大事なことは、朝食抜きだと少なくとも午前中いっぱい、ビタミンが足りない状態が続くことです。
食べ物からとったビタミンが体内で効いてくるのは、2時間ぐらいあとがピークだからです。前夜の食事からとったビタミンは、すでに消費されたか排泄され、「ビタ三ンからっぼ」状態が昼食後まで続きます。
では、朝飯のかわりにビタミン剤をのんで出勤すれば、ビタミン不足にならなくてすむ、と考える人もいるかと思います。しかしそれは愛車にガソリンを入れないでオイル交換だけするようなもの。ビタミンは無駄に排泄されてしまうだけです。
どうしても朝食をとれない人は、せめて果物ぐらいは食べて出かけてください。昔から「朝の果物は金」といわれるほどです。「金」が果物のビタミンを指していることはいうまでもないでしょう。
とにかく朝飯抜きという生活習慣は改めてください。とくに糖尿病の心配のある人は、l度にたくさん食べると病気を悪化させるので要注意です。