ビタミンB1と同時に、筋肉のこりをとる精神安定剤（バランスなど）を併用すれば、より効果的。

立ちっばなしで働いている方は意外に多いものです。デパートや洋品店の売場の社員、板前、コック、スーパーのレジ等々です。

立ちっばなしで働く人は、下肢の伸筋だけを使い、屈筋を使っていません。伸筋と屈仙勒とを同じように使っていないと、下肢の血流が悪くなって、筋肉に乳酸など疲労物質が大量にたまってしまいます。

たとえばこんな詰もあります。プロ野球選手に多い肉離れは、これまで伸筋の大腿四頭筋だけを強化していたことが原因だとわかりました。
そこで最近、ある球団では、屈筋の大腿二頭筋と大腿四頭筋とを同じように使うトレーニングをしたところ、肉離れの故障が激減したという話です。
立ちっばなしで仕事をする人も、まず緊張した伸筋をストレッチ体操でほぐしてみてください。休憩時間とか、ちょっと仕事の手が空いたとき、軽くストレッチしてみましょう。

ストレッチングは、ゆっくりと筋肉を伸ばしていくのがコツ。せっかちにやると逆効果です。ストレッチングをやるほど時間にゆとりのない人は、軽く膝を曲げて屈伸運動をするだけでもかまいません。
そうやって下肢の血流をよくしておいたうえで、ビタミンB1の助けを借りるのです。B1が筋肉を疲労させる乳酸の分解を早めてくれます。ビタミンB1と同時に、筋肉のこりをとる精神安定剤（バランスなど）を併用すれば、より効果的です。