ビタミンB1、Cが不足すると、大人でも気力が低下し、ストレスが、孟消できず、情撞不安定になる。
昔から「野菜ぎらいの子どもは情緒不安定」といわれます。ビタミン剤がなかった昔は、野菜や果物からしかビタミンが補給できなかったため、野菜ぎらいだと、ビタミン不足になって当然でした。
とくにビタミンB1、Cが不足すると、大人でも気力がなくなり、ストレスがうまく解消できず、情緒不安定になってしまうのです。どうも体調が思わしくないため、病院で検査をしても異常がなく、その結果、自律神経失調症と診断される人がいます。
現代のようなストレス社会では、こういう人が結構いるものです。ところがこういう人にビタミンB1、Cをのませると、うそのように元気になることが多いのです。自律神経失調症と思われた症状が、じつはビタミンB1やC の軽い欠乏症だったというわけです。
またストレスがたまると、副腎皮質はホルモンを大量に分泌してストレスに対抗し、体調を整えようとします。ビタミンCをのんで効果があるのは、その副腎皮質ホルモンの生産を活発にする効果があり、ストレス解消に役立つからです。
たとえ野菜ぎらいでなくても、独身者や共働きの人は、料理に手間をかけられず、どうしても野菜不足になりがちです。そうした野菜不足の人は、ビタミンB群とビタミンCをビタミン剤で重点的に補給し、どうかストレスをできるかぎり軽減するようにしなければなりません。