ダイエット中で運動を取り入れたり、炭水化物を減らしたり、脂質や糖質を減らすいわゆる正統派のダイエットを実施しているのに思ったとおりにやせない。そんな人はまず、
体を温めるものを摂るようにします。
いろいろ実行しても効果がでない場合は、ビタミンを考えてとるようにします。それがダイエット中に必要なビタミンということになります。
ビタミンAが不足するとうぷ毛の根元が盛り上がって鳥肌が立ったようになっりたり、肘や膝の皮膚が角質化して硬くなる。
ダイエットするときは、乳製品やレバーを食べなければ効果が少ないことをご存じでしょうか?これは意外に知られていない情報で「と驚かれる人も多いはず。
しかし本当なのです。ダイエットに必要なビタミン払が、乳製品やレバーなど、動物性の食品にたくさん含まれているからです。ビタミン払B1の働きは、脂肪をエネルギーとしてどんどん燃焼させ、体内に蓄積しないようにすることです。B2は別名「口内炎のビタミン」ともいわれるように、B2が不足すると、口内炎や口角炎などの粘膜症状があらわれてきます。
ホウレン草にたっぷり含まれ、細胞分裂のときに必要な核酸をつくるB12もダイエットには欠かせません。
B12には新陳代謝を盛んにする働きがあるからです。またB12はB2と共働して、体に蓄積された脂肪をエネルギーとして活用するときにも不可欠のビタミンです。
ホウレン草は別として、ダイエットのために乳製品やレバーを食べるにしても、これらの食品はどれも高カロリーですから少量しか食べられません。そこでダイエット中は、成人必要量の3倍のビタミンB2)、B12をとり、脂肪の代謝を活発にしてやる必要があります。
ダイエットする人は、極端に食事を制限しがちです。とくに高力ロリー の肉やバターをとらない傾向にあります。そんな食生活を続けると、確実にビタミンA不足になってしまいます。ビタミンAが不足すると、すでに説明したようにトリ目になりますが、そのほかにうぶ毛の根元が盛り上がって鳥肌が立ったようになったり、肘や膝の皮膚が角質化して硬くなったりします。
男性はともかく、せっかくダイエットしてスリムになっても、それでは女性としての美しさが損なわれてしまいます。
皮膚が乾燥してかさかさするのは、ビタミンAの欠乏によって、皮膚の細胞のなかにケラチンという堅い物質がたまり、それが皮脂腺を圧迫し、皮脂や粘膜が出にくくなるためです。
こう説明すると、「粘液が出にくくなれば影響を受けるのは粘膜で、皮膚は関係ないんじゃないの」と思うかもしれませんが、見かけは違っても、皮膚と粘膜とはよく似た組織なのです。ダイエット中は、目と粘膜に大切なビタミンAが不足しないように気を配ることが大事です。ダイエット中は、削ることばかり考えますが、摂取することでより効率的にダイエットが行えるのです。